観戦記5/3阪神1ー5ヤクルト @神宮

本日は新歓試合でした。新入生も大勢来てくれて、11人という大所帯での観戦となりました。新入生の皆さん、これからもよろしくお願いします。

 

と、前置きはさておき、試合内容でしたがはっきり言うと先行きが不安な感じでした。

 

不安要素一つ目は能見さんです。開幕戦の観戦記でも書きましたが、今年はどうもピリッとしないです。球場でのリプレイを見ると、毎回高めに抜けた球を痛打されているように見えます。ランナーも毎回のように出して、よく8回まで捕まらなかったなと思いました。7回に代打を送らなかったのが悔やまれてしまいますね。

 

自身4連勝はしていましたし、開幕戦での炎上を考えると成績の見栄えが悪いのは仕方ないのですが……それでも今年の能見がいい状態だとは思えません。

能見はこれまでHQS(7回2自責点以内)がまだ完封した時の1回しか無いです。FIP(被本塁打・奪三振・与四死球に基づいた擬似防御率)は規定到達者16人中13位の4.28。エースと呼ぶにはあまりにも寂しい数字。菅野前田辺りの他球団のエースと比べるとどうしても見劣りしてしまいます。

今年35という年齢が原因……と決めつけるつもりはありません。しかし、現に巨人の杉内が去年から「絶対的エース」から「まあまあの投手」になってしまったように、急な劣化は人事ではないです。イニング別の失点が、勝った時だけを見ても4,5,6回に集中しているとこも気になります。

能見さんにはなんとか調子を取り戻して欲しいです。

 

2つ目は上本の怪我です。

上本はここまで、離脱した西岡の穴を埋める活躍を見せてきました。規定到達31人中、出塁率はなんと4位、OPSは14位、出塁率を重視版OPSのNOIは8位です。文句なしと言っていいでしょう。

ただ、気になるのはグラウンドに飛んだ打球がヒットになる確率BABIPがエルドレッドの次に高い0.435であることです。グラウンドに飛んだ打球がアウトになるかセーフになるかはある程度運や相手の守備による、つまり、これが高いと出来すぎであるという捉えることもできます。最も、この指標は選手のタイプによっても違うので高いからといって一概にダメというわけではありませんが、現在の数字はあまりにも高く、成績は多少は落ちると考えられます。ただ、それでも実は選球眼はかなり良く、四球数はバレンティン、鳥谷に次ぐ3位、1四球あたりにかかる打席数でも4位、出塁率ー打率のisodも6位となっています。(ただし、三振数・1三振あたりにかかる打席数もどちらもワースト4位なのですが……目をつぶります)。打撃自体の調子が悪くなっても、悪いなりに鳥谷のように四球を選ぶような打撃ができるのでは無いでしょうか。まあ、それこそ選手のタイプ次第(積極的に打つかどうか等、例えば、マートンは毎年isodが悪い)でもあるのでなんとも言えない気もしますが。

 

怪我の話からかなりそれましたが、それだけここまでの上本は必要不可欠な存在だということです。上本自身も西岡の離脱でせっかくつかみとったチャンスなのだから手放すのはあまりにも惜しい。軽傷であることを祈っています。

 

3つ目は打線全体の調子。知らん。木谷が良かったと思おう。

 

さて、明日の先発は鶴。阪神ファンからの印象は良くないですが、成績を見返すと2010年や2012年(ただし違反球時代)は、失礼な言い方ですが意外と活躍していて驚きます。彼も高卒7年目。まだ首が怪しいということは無いでしょうが、そろそろ先発で目の覚めるような活躍を期待しています。

 

今回のデータはプロ野球ヌルデータ置き場様http://lcom.sakura.ne.jp/NulData/index.htmlより引用させて頂きました。

お礼申し上げます。

 

会長

 

 

 

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